ブログ・幸せの扉 - 『がんばろう日本 子どもたちの未来のために』
東日本を襲った地震と津波、その傷跡もまだ癒えてはいません。
家族を失い、住み慣れた家を離れざるを得なかった方々の苦難は未だ続いています。
いえ、苦しみは増しこそすれ、消えることはありません。
復興という言葉さえ、痛みとなっている方もいらっしゃいます。
私たちの拠るべき道は見えていません。
現実は辛く厳しく、目を逸らすことでしか生きる術を持たない人もおられます。
また、現実を通して未来が見えている方もその困難に立ちすくむ人がほとんどです。
辛い話ではじまりました。今、迷いながらお話をさせていただいています。
道に迷ったときは勇気をもって源に戻ればいいのではないでしょうか?私たちの戻るべき源は命の源です。
この地球に生命が誕生してから長い年月が億年を単位とする時間が過ぎていきました。
さまざまな種が生まれ、そして滅びていきました。
今、この地球に存在するのは私たちも含めその過酷な生き残りの競争を経てきたものたちです。
私たち人間も含め生命が行ってきたこと、それは、命をつなぐことです。
自らの命も含め、子孫に未来をつなぐことができた種だけが生き残ってきたのです。
私たちの生きる源は命をつなぐことです。
困難に負け、誘惑に引きこまれ、今の生活がすべて、今を生きることで精一杯、贅沢をしてもそれは自らの力で得たもの、強いものは正しいもの、 正しいのに虐げられた人生、そんな様々な思いの方がいらっしゃいます。
それを否定はできません。
人は弱く、生きることは困難だからです。
でも、今を生きることに意味があるとしたら、それは命をつなぐこと、子どもたちに未来をつなぐことだと思います。
それは我が子に未来をつなぐこと、ということだけではありません。
『こどもたち』に未来をつなぐことです。
私たちは『人間』という種を超えて、生命そのものに立ち戻って、子どもたちの未来のために今を生きること、その責務が課せられているのだと思います。
そして、子どもたちを通して、私たちの未来も見えてくるのだと思います。