ブログ・幸せの扉 - 『あれから二年』
東北大地震から2年と数ヶ月がたちました。
すべては私たちの想像を超えたことばかりでした。
私も当時は、地元の関西ではなく関東にいましたから、一時避難をしていました。
被災に遭われたかたがたは、避難することが最優先で被災された方を思いやる気持ちが浮かんできても、助ける術のない状況のもとでは、地元に戻ることで精一杯のかたも大勢おられました。
そんな中で、すぐに救助に駆けつけられた方々がいらっしゃったと後で知りました。
その勇気と思いやりは素晴らしいと思います。
そして、『あってはならないことだけれど、備えておかねばならないこと』に対応することは、長い忍耐の時を要します。
なにも起こっていないときに、嫌なこと辛いことを想定しておくこと、無駄になるかもしれないけど用意を整えておくこと。
これは本当の強さがないとできないことです。
そして、自分の身を護るだけでなく、見ず知らずの人をも護る準備をしておくこと。
これは本当の優しさだと思います。
東北の復興は道半ばにも至っていません。
まだまだ困苦の道が続きます。
喜びを分かちあうのはまだ先になりそうです。
でも、あの時、身の危険も顧みず助けの手を差し伸べられた皆様、本当にありがとうございます。